プルーン統計情報

プルーンの収穫統計、輸出入統計、生産情報などを記載しています。

世界のプルーン生産量

FAOの統計ではプラム(プルーン)とスモモ(スロー/sloes)を合わせた生産量を統計としています。世界のプラム生産量トップ10は中国、ルーマニア、セルビア、チリ、トルコ、イラン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アメリカ、ロシア、イタリアとなります(FAO統計2022年分)。生産量トップの中国だけで世界の生産量の55%を、トップ3の国で64%、トップ5の国で70%、トップ10の国で世界全体の81%を生産しています。中国の生産量は675万トンと2位のルーマニア(67万トン)の10倍と桁違いのため上のマップからは除外しています。

プルーン生産量推移

プルーンの生産量推移です。2022年は全世界で1240万トンと史上最高に近い生産量が記録されました。

プルーン/プラム:アメリカの統計

プルーン/プラム:生産量推移

2016年・2020年は開花・受粉期に低温・強風・大雨により受粉ができなかったなどで大幅な減産となりました。

アメリカの統計ではプルーンとプラムを分けて統計が記録されています。

  • プルーン:フレンチダジャン種などヨーロッパ種のプラムでドライフルーツ(プルーン)や缶詰などに加工される
  • プラム:日本でいうスモモ。主にフレッシュで食される

プルーン:主要生産州と生産量(2022年・単位:トン)

※プルーンのみの統計です

プルーン/プラム:主要生産州の郡別作付面積

最新(2022年版)の農業統計で公開されている郡単位の作付面積をマッピングしました。

プラムは中央南部のフレズノ郡、トゥーレアリ郡で作付面積の95%を占めますが、オレゴン州境の北部まで幅広い地域で栽培されています。

プルーンの作付面積は約47,000エーカーで前回のCensus統計(2017年)と比べると作付面積が23%減少しています。プラムは約17,000エーカーで、2017年とほぼ同じ作付面積となっています。

プルーン

アメリカ全体で約4万エーカー(a)のプルーンが栽培されています。アメリカのプルーン栽培の98%がカリフォルニア州となります。プルーンは州中央北部州都サクラメントのあるサッター郡とその近郊のビュート郡、ユバ郡が主要な栽培地域で、これら3郡合計で63%を占めています。

オレゴン州・ワシントン州では小規模ながらモイヤー種などカリフォルニアとは異なる品種のプルーンなども栽培されています。オレゴン州ではウィラメットバレーのポーク郡、ワシントン郡、ヤムヒル郡で主に栽培されています。

プラム

フレッシュプルーン:アメリカからの主要輸出先及び輸出量

日本は2021年からアメリカ産生鮮スモモの輸入を解禁しました。その影響もあり2021年には127トン、2022年には207トンと輸入が急増しています。日本国内では16,000トンが生産されていますので大きな影響が出る程ではありませんが、日本とアメリカの収穫時期は重なるため、直接の競合となる可能性がでてきます。

ドライプルーン:アメリカからの主要輸出先及び輸出量

プルーン:日本の統計

すもも:日本の県別生産量(2022年)

日本のすももは山梨県を筆頭に、長野・山形・和歌山などを中心に全国で19,000トンが生産されています。

プルーン:日本の輸入量推移

ワイルドブルーベリーとは?

ワイルドブルーベリーの画像

ワイルドブルーベリーは米国およびカナダ北東部でのみ自生するローブッシュ(low bush)のブルーベリーです。厳しい環境で生き抜くためにアントシアニンを作り出す碧い小さな果実についてはこちらをご覧下さい。

ワイルドブルーベリー

収穫統計一覧

ドライブルーベリーの画像

フルーツ・ナッツ類の主要生産国・日本の生産統計、作付面積や輸入実績などの統計を個別にまとめています。

フルーツ・ナッツ統計情報

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