世界のクランベリー生産量はアメリカ、カナダ、チリ、トルコ、アゼルバイジャンの順となります(FAO統計2020年分)。生産量トップのアメリカだけで世界の生産量の53%を占めています。トップ3の国の生産量で世界全体の97%を生産しています。
data : FAOSTAT
過去10年間の生産量推移です。尿路感染症への効果が期待されるなど世界中で順調に需要が伸びており、それに応じてアメリカ・カナダを中心に作付面積・生産量が伸びています。2019~2020年はアメリカでの天候不順により2018年に比べて1割ほど少ない生産量となっています。
2019年は東海岸(マサチューセッツ州、ニュージャージー州)での日照不足・低温により果実が小振りとなり、収穫量も20%程減少しました。2020年もほぼ前年並みとなっております。2021年は最大産地のウィスコンシン州で春の霜害、夏も多雨傾向となり大幅な減産となりました。2022年は比較的生育が順調でオレゴン以外の産地で生産量が回復36.5万トンとなりました。