アーモンド統計情報
アーモンドの収穫統計、輸出入統計、生産情報などを記載しています。
世界のアーモンド生産量
世界のアーモンド生産量トップ10はの順アメリカ、オーストラリア、スペイン、トルコ、モロッコ、中国、イラン、イタリア、チュニジア、アルジェリアとなります(FAO統計2022年分)。生産量トップのアメリカだけで正解の生産量の51%に相当する190万トン(殻付きの重量)を生産しています。Top3の国で68%を、トップ5の国で78%を、トップ10の国で89%を生産しています。アメリカの生産量がずば抜けて多いのでマップからは除外してあります。
アーモンド生産量推移
2020年は史上最高のアーモンド生産量を記録し、400万トンを突破しました。アメリカ、スペイン、モロッコなど主要生産国で豊作だったためです。その後2021年・2022年とアメリカの天候不順によりアメリカの生産量が2年連続で減少しており、2022年は世界全体で363万トンとなっています。
アーモンド:アメリカの統計
アーモンド:生産量推移
アーモンドの生産量・作付面積ともに年々拡大を続けています。生産量は2016年以降100万トンを超え2019年は118万トン、2020年は141万トンに達しました。2022年は前年より1割ほど低い114万トンとなりました。開花期の悪天候に加え、実の生育期の低温による障害が影響しました。2023年も開花期の悪天候・生育期の低温などの気象要件により前年比-4%程度の不作となりました。
アーモンド:作付面積推移
作付面積(収穫可能面積)も2017年に100万エーカーを超え、2020年は125万エーカー、2021年は132万エーカー、2022年は過去最大の135万エーカーに達しました。一方で非収穫栽培面積は減少しています。アーモンドの単価が下がってきており、他の作物への転作や非収穫農園を放棄するなどが要因です。
アーモンド:主要生産州と生産量(2023年)
アーモンド:主要生産州の郡別作付面積(2022年)
最新(2022年版)の農業統計で公開されている郡単位の作付面積をマッピングしました。
アメリカでアーモンドが商業的に栽培されているのはカリフォルニア州となります。州中央部のフレズノ郡、カーン郡、スタニスラス郡、マデラ郡、マーセド郡の作付面積が多く州の作付面積の約70%を占めています。