西ヨーロッパ主要産地動向

ヨーロッパのブルーベリー主要生産国

ヨーロッパは世界のブルーベリー生産量のおよそ11%を占めており、2017年のヨーロッパトータルの生産量は9万トンと5年前の2013年と比べると60%の伸びを示しています。

西ヨーロッパ主要産地の2019年のブルーベリー生産動向をお伝え致します。


スペイン

スペインは2017年の生産量35,000トンで世界第7位となっています。主要産地は南西部アンダルシア地方のウェルバで6月に早生種が、そして9月から11月にかけて晩生種が収穫されます。

スペインはこれまでイチゴの生産拠点として有名でしたが、近年はブルーベリー、ラズベリーなど高付加価値ベリー類の生産が増えてきています。ブルーベリーはこの5年で生産量が3倍に拡大、北部地域での作付面積も毎年増えて行っています。2017年、2018年は北部の天候不順により北部生産量が減少していましたが、今年は順調に生育しており生産量が2018年よりも増える見込みです。ウェルバ地域でも2018年比で7%作付面積が拡大しており、順調に収穫が進めば37,000トン程度の収穫量が見込まれています。

data : FAO統計 (2013-2017)


ポーランド

ポーランドは2017年の生産量16,000トンで世界第8位となっています。イチゴ・ラズベリーの生産量は近年大きく変化していませんが、ブルーベリーの作付面積は順調に伸びています。

2018年は史上最高の25,000トン を収穫したポーランド。2019年は当初豊作が予想されていましたが、6月下旬から7月にかけてヨーロッパを襲った熱波の影響で一部の農園で果樹・果実に被害が発生しました。8月に入り気候も落ち着き収穫量は回復を見せています。最終的には2018年より5,000トン多い30,000トン程度の収穫量を見込んでいます。


ドイツ

ドイツは2017年の生産量14,000トンで世界第9位となっています。ベリー類の中ではイチゴの生産量が最も多く、ブルーベリーの作付面積は微増していますが、大きな伸びは見せていません。

2019年の収穫はほぼ終了し、昨年と同程度の13,000トンと見込まれています。

東欧諸国(ラトビア、ウクライナ、セルビアなど)からの安価なブルーベリーの輸入量が増えていることからドイツでのブルーベリーの作付面積および収穫量は今後減少すると見込まれています。


ポルトガル

ポルトガルは2017年の生産量9,800トンで世界第8位となっています。イチゴの作付面積および生産量はモロッコなどからの輸入が増えている影響もあり、近年大きく減少しています。ブルーベリー・ラズベリーの作付面積が大幅に伸びています。

2019年の収穫はほぼ終了し約10,000トンの収穫が見込まれています。


フランス

フランスは2017年の生産量8,900トンで世界第11位となっています。ベリー類の中ではイチゴの生産量が最も多く、ブルーベリーの作付面積は微増していますが、大きな伸びは見せていません。

2019年の収穫は終了しました。収穫時期に熱波が襲った影響で昨年から落ち込み約8,000トンの収穫が見込まれています。