チリのブルーベリー生産量は微減と予想

10月下旬よりチリでブルーベリーの収穫が始まりました。5月30日にお知らせしたとおり、昨年度のチリ産ブルーベリーは過去最高の豊作で、輸出量も過去最大を記録しました。今年のクロップも好調と見込まれていますが、チリからの輸出量は11万トンを記録した昨年よりも5%程微減の10万5千トン程度と見込まれています。

チリ産ブルーベリー輸出量統計(2008-2018)と新クロップ予想(2019)

中国向けの輸出は順調に増えている

FTAを結んでいる中国向けの輸出は堅調に伸びており、2017年10月~2018年9月の1年間の輸出量は対前年比で約40%増となりました。

競争も激化

南米各国でブルーベリーの作付面積・生産量が増えてきています。ペルーはここ3年で2倍以上生産量を増やしており、現在収穫されているクロップでは7万トンを超える量の輸出が見込まれています。アルゼンチンも昨年の生産量が2万トンを超えるなど、南米全体のブルーベリー生産量が増えてきています。