がん細胞の増殖抑制への期待
ブルーベリー全果パウダーを成人で1日当たり2カップブルーベリーに相当する量を摂取するとトリプルネガティブ乳がんの増殖や転移を抑制することがヌードマウスでの実験で明らかになりました
トリプルネガティブ乳がんの成長を抑える作用
ブルーベリー全果パウダーを摂取するとトリプルネガティブ乳がんの増殖や転移を抑制することがヌードマウスでの実験で明らかになりました。
ブルーベリーパウダーを5%含んだ食事を摂取したマウスでは腫瘍サイズが有意に小さくなりました。これは成人で1日あたり2カップのブルーベリーに相当します。現時点ではブルーベリーのどの成分がこのような効果をもたらすかまでは判っていませんが、ブルーベリーを摂取することでトリプル乳がん細胞の増殖や転移を少しでも抑える効果が期待できるようです。
トリプル乳がんとは
一般に乳がんを引き起こすには、「エストロゲン受容体·プロゲステロン受容体·HER2」の3つの主要な因子が深く関わっています。
これら3つの因子とは全く関係なく乳がんが発生する場合が有り、トリプルネガティブ乳がんと呼ばれています。腫瘍の増殖が速く、悪性度も高い傾向があるといった特徴が見られます。現在のところ、特異的に効果のある治療法や抗がん剤が無く、治療が難しいがんの1つです。
ヒトがん細胞の増殖を抑える効果
HeLa(ヒト子宮頸がん細胞)、A2780(ヒト卵巣ガン細胞)、B16F10(マウス黒色腫細胞株)の3つのがん細胞にブルーベリーアントシアニンを加えるとin vitro(試験管レベル)で増殖が抑制されるが確認されました。今後さらなる研究が必要ですが、ブルーベリーを日常的に摂取することで細胞の変性を抑制する効果が期待できます。

in vitro (イン・ビトロ)とは?
in vitro(イン・ビトロ)とは、“試験管内で”という意味で、試験管や培養器などの中でヒトや動物の組織を用いて、体内と同様の環境を人工的に作って行う試験のことを指します。。