ワシントン州のカルチベイトブルーベリー豊作の見通し

ワシントン州はアメリカのカルチベイトブルーベリー生産量の約30%を占める最も生産量の多い州です。2021年は史上最高の81,600トンが収穫されました。

2022年はその記録を更新する可能性も

2022年の春は観測史上最も寒くそして降水量の多い春となりました。そのためブルーベリーだけでなく、多くの果樹・作物で開花や播種が遅れるなどの影響が出ました。ワシントン州のブルーベリーでも早生種の開花が数週間遅れました。

ワシントン州ブルーベリー協会によると春の低温の影響は限定的でそれ以降暖かく、降水量も適度にあったため成育は非常に良好で、2021年の生産量を上回る可能性が高い。また量だけでなく品質も非常に良好とのことでした。現時点の見込みでは昨年より4%程多い82,000トンに達する見込みです。

ワシントン州カルチベイトブルーベリー生産量推移
ワシントン州カルチベイトブルーベリー生産量推移(単位:万トン)

現在もまだ収穫は続いており今後の天候や異常事態などが無ければワシントン州のカルチベイトブルーベリーは今年も豊作となる見込みが高いようです。