アメリカ北西部カルチベイトブルーベリー収穫動向

暑い夏が果実の品質とサイズに影響を及ぼす

現在アメリカ北西部(ワシントン州・オレゴン州)の栽培種(カルチベイト)ブルーベリーの収穫が最盛期を迎えています。

今年はアメリカ北西部も例年より暑い夏を迎えています。そのため収穫量には問題ないのですが、高温による果樹へのストレスのためサイズがやや小さめな実が多い傾向です。また果実は柔らかく、皺が入った実が多いなど、品質面で若干の問題が発生している模様です。そのため冷凍(IQF)向けのAグレードとされる果実が少なめで、価格も若干上昇すると見込まれています。

7月13日には「2018年オレゴン州の栽培種ブルーベリーは豊作と予測」とお伝えしましたが、その後7月中旬そして7月末から8月頭にかけて熱波の到来により気温が多くの地域で35度を超えるなど果実が熟する時期に例年より高温に晒されたため、果実のサイズが小さめとなりそのため収穫量(トン数)としては予想よりも減少する見込みです。

オレゴン栽培種ブルーベリー収穫量
オレゴン栽培種ブルーベリー収穫量

オレゴン州では7月13日時点での予測量59,000トンを下回り51,000-54,000トン程度になると予想されております。当初の予想よりも低くはなりましたがそれでも昨年よりも収穫量は増えると予想されております。

 

 

中西部・ミシガンでも同様の傾向に

北西部と並ぶ栽培種ブルーベリーの産地である中西部でも同様に気温が高く、果実のサイズが小さめで品質面でも柔らかい・皺が寄るなどの問題が発生しておりました。

 

アメリカの主要ブルーベリー生産州

 

 

 

添加物を一切使用しないナチュラルタイプのドライブルーベリーを新発売

ナチュラルタイプ・ドライカルチベイトブルーベリー

 

 

オレゴンチェリーグロワーズの通常製品(ドライカルチベイト(栽培種)ブルーベリー)は摘みたてのブルーベリーの味を再現するため乾燥工程で失われてしまうフレーバーを補うために酸味料や香料を使用しています。

こちらは「できるだけナチュラルな素材で」、「表示をシンプルにしたい」というご要望に応えるべく、酸味料・香料など食品添加物を一切使用しないタイプで、下無い両表示が「ブルーベリー、砂糖、植物油脂」とクリーンな表示が可能な製品となります。