8月8日はブルーベリーの日

8月8日とBlue Berryの関係

8月8日はブルーベリーの日です。

Blue Berryの「BB」が88に似ているということから、ブルーベリーのサプリメントで有名な「わかさ生活」社が制定し、日本記念日協会でも正式に認定された記念日です。

 

ブルーベリーとは?

ブルーベリーは、ツツジ科のスノキ属(Vaccinium)の果実で、果実が濃い青紫色に熟することから名付けられました。北アメリカ原産の果実で、主に北半球を中心に栽培されていますが、近年はチリなど南半球での栽培も盛んになってきています。

食用とされているブルーベリーでは主に3つの系統に分類されます。

  1. ローブッシュ系(Low Bush / ワイルドブルーベリー・野生種):アメリカメイン州およびカナダ北東部マリタイム地方(ケベック・ノバスコシア・ニューブランズウィック州)に自生するブルーベリーで、果実は小さく、アントシアニンが豊富に含まれています。梢の高さが20-30cm程度までと低く、2年に1度しか収穫できません。
  2. ハイブッシュ系(High Bush / カルチベイトブルーベリー・栽培種):果実が大きく、主に生鮮や冷凍で販売されている品種です。苗から栽培が可能で様々な品種が販売されています。また、多くの国で商業栽培されています。高さも2mを越す果樹で、機械で収穫されます。
  3. ラビットアイ系:アメリカ東南部原産で暖地での栽培に適した品種です。ローブッシュ・ハイブッシュは冬期にある程度低温に曝されないと翌年実を付けません。ラビットアイはフロリダなど温暖な気候でも栽培が可能な品種として日本でも栽培されています。

ワイルドブルーベリーとは?

アメリカメイン州およびカナダ北東部マリタイム地方(ケベック・ノバスコシア・ニューブランズウィック州)に自生するブルーベリーです。緯度が高く夏には日光に長時間晒され、冬には零下30℃を下回り、栄養の乏しい酸性土壌が多く、他の作物が生育できない厳しい環境で生き延びることができる数少ない植物がワイルドブルーベリーです。

緯度が高く、果実が生長する夏期は昼の時間が非常に長いため、大量の紫外線を浴びることになります。果実の中の種を紫外線から守るため、ブルーベリーは皮や実に抗酸化物質のアントシアニンを大量に創り出します。なのでワイルドブルーベリーは果実の中までたっぷりと色が付いています。

野生種(左)と栽培種(右)の比較

 

東京が一大生産地?

ブルーベリーといえば冷涼な北海道や東北というイメージがありますが、日本で最も多くブルーベリーを栽培しているのは何と東京都で、300トン超の生産量があります。次いで茨城、長野、群馬、千葉と関東地方の都県が多くランクされています。東京は小平市が日本のブルーベリー栽培発祥の地ということもあり、また巨大消費地に近いということもあり、盛んに栽培されています。

日本のブルーベリー主要生産地と生産量

ブルーベリー狩りはいかがでしょうか?

今年は例年以上に蒸し暑い日が続いています。ブルーベリーは水分・糖分が高く、さらに心臓病を予防する効果が期待されているアントシアニンをたっぷり含んでいます。東京では三鷹市、小平市や八王子市などを中心に、茨城県ではつくば市、稲敷市、行方市などで、長野県では飯田市、小諸市、伊那市、安曇野市などでブルーベリー狩りができる農園があります。

多くの農園で6月から8月末程度までブルーベリー狩りを楽しむことができます。ブルーベリーの旬は6週間程度と短く、摘みたてのフレッシュなブルーベリーを楽しめる今の間に是非甘酸っぱく、夏にピッタリのフルーツをお楽しみください。例えば「るるぶ.com」では日本全国のブルーベリー狩りができる農園の情報を載せています。

 

旬が終わっても様々な加工品をお楽しみ頂けます

旬が終わっても冷凍やドライブルーベリーなど一年中ブルーベリーをお楽しみ頂けます。オレゴンチェリーグロワーズはゆっくり糖漬けして穏やかに乾燥したふっくらとしたドライブルーベリーをご提供しています。

ドライブルーベリーについて