メイン州でのワイルドブルーベリー収穫量は昨年比10%減と予想

ワイルドブルーベリーの収穫が始まりました。7月28日付け「メイン州で異常乾燥が続きワイルドブルーベリーの収穫に影響が及ぶ懸念も」でお伝えしたように、今年は乾燥が続き干ばつ状態に近いアメリカ北東部。過去2年豊作だったメイン州のワイルドブルーベリーは乾燥の影響が徐々に出始めていますが、影響は今のところ軽微で、収穫量は昨年度比で10%減の4万トン前後になると予測されています。8月14日のアメリカ農務省統計局の調査ではメイン州のワイルドブルーベリーの品質は良好とのことです。

乾燥の影響もあってか収穫時期に最も懸念されるオウトウショウジョウバエの発生も例年並みか、例年よりも低く果実の加害も見られていません。産地では危害が想定される害虫に対して、フェロモントラップなどモニタリングを行っており、安易に殺虫剤をまいて殺虫や防虫を行わずにIPM(Integrated Pest Management・総合的有害生物管理)を導入し品質と安全性を確保しながら、農薬使用量を減らす対策を取っています。詳しくは「ワイルドブルーベリーと農薬」をご覧下さい。

credit : wild blueberry association of north america