ジョージア州のブルーベリー生産に壊滅的な被害

4月上旬に「季節外れの霜害でジョージア州でブルーベリーに大きな被害」とお伝えしたとおり、3月にアメリカ南部で発生した霜害によりジョージア州ではラビットアイ種のブルーベリーの収穫に大きな影響が出ると予測されておりました。

 

収穫時期の降雨続きが追い打ちに

6月下旬以降ジョージア州ではブルーベリーの収穫が始まりましたが、降雨が続き成熟したブルーベリーの実が割れてしまう被害もでてきています。例年であれば3万トンを超える量を生産するジョージア州ですが、ラビットアイ種では昨年と比べ70-80%程低くなり、ジョージア州全体では今年の収穫量は2万トンを大きく下回ると見込まれています。

 

価格も高騰

7月7日(金)の時点でジョージア州のフレッシュブルーベリーの卸売価格が$34/箱(1パイントカップ×12カップ)と昨年の$20/箱から大きく上昇することになりました。

 

7月後半には落ち着くか?

現在カリフォルニア州やニュージャージー州など年間2万トンを超える生産アリアでの収穫が始まっています。これらの州では例年並みの生産が予測されており、7月後半には市場への供給量および価格も落ち着いてくると予想されています。