オレゴン産ダークスィートチェリーの収穫はまもなく終了します
オレゴン州とワシントン州はダークスィートチェリーの産地として有名です。その中でもオレゴン州ザ・ダルズ市(The Dalles)地域は寒暖の差が大きく日当たりの良い斜面が多く、チェリーの栽培に非常に適したことから、チェリーの栽培が100年以上前から行われています。オレゴンチェリーグロワーズももともとはこの地域のチェリー農家の農協が母体となっています。
2016年の収穫状況
今年は天候に恵まれ、オレゴン州での収穫量は昨年より10%以上増える見込みです。ワシントン州では収穫時期に雨が多く、雨による実の割れなどが発生し、収穫量は昨年より10%以上減ると予想されています。そのためアメリカ合計では昨年度と比べほぼ横ばいか微増となると予測されています。
チェリーの収穫
チェリーは実が柔らかく、機械収穫ができません。収穫には多くの季節労働者を雇い手作業で収穫を行います。チェリーの樹は高いもので4mに達し、はしごをかけて収穫します。収穫後すぐに水洗して土や埃を落とし、またチェリーの温度を下げることで品質を保持します。フレッシュとして出荷されるものはそのまま弊社フレッシュパッキング工場へ運ばれ、洗浄・選別などを経てアメリカや海外へ出荷されます。加工品向けのチェリーはザ・ダルズ市の工場で種抜きを行い、それぞれの加工工程へと移されます。
今年は6月の気候が温暖で収穫が平年よりも2週間ほど早まり、7月15日の時点ではほぼ9割の収穫が完了、高度の高い農園などで最終の収穫を行っています。弊社の農園でもSweetheart種の収穫が完了次第、今年のチェリー収穫は終了となる見込みです。
様々な用途に活用
チェリーはフレッシュで食べるだけでなく、ドライチェリー、マラスキーノチェリー、グラッセ、アイスクリームの練り込みペースト、ピューレやシロップなど様々な形態、包装、温度帯で使用できるバリエーションがあります。ドライなど加工製品については弊社製品ページをご覧下さい。