メイン州のワイルドブルーベリーの生育は順調

メイン州は2021年も豊作傾向でした

2021年cropのワイルドブルーベリーは最も生産量の多く、最も北に位置しているカナダ・ケベック州で6月の降霜により大幅な不作となりました。ケベック以外の地域では例年並みかやや不作に収まりましたが、全体としては干ばつに見舞われ最も不作だった2020年と比べると良かったものの12万トン程度となりました。これは例年並みから豊作傾向だった2015-2017年の3年間の平均と比べると30%程少ない収穫量となります。

薄い紫色が主なワイルドブルーベリー生育地域を示しています。

メイン州の2021年ワイルドブルーベリーはその前の5年と比べて最も収穫量が多く、不作だった2020年の倍以上の47,600トンとなりました。

ただカナダの不作もあり2020年の不作の影響で冷凍繰越在庫がほとんど無かったため価格は高騰しました。そのためメイン州では豊作でしたが価格は2020年と比べて25%以上値上がり致しました。

2022年も豊作になるか?

まだメイン州のワイルドブルーベリーが豊作になるか予測するには早いのですが、現時点では天候および生育状況は順調で、開花が始まっています。5月から6月にかけて適度な温度と降水量が維持できれば、2022年の収穫も昨年なみかあるいはそれを超える可能性があると見込まれています。