ミシガン州のサワーチェリーは豊作と予想
2018年のミシガン・サワーチェリーは豊作予想
アメリカのサワーチェリー収穫の一大産地であるミシガンでサワーチェリーの収穫が始まりました。
今年は春先から好天に恵まれ、開花期の降霜なども無く順調に生育してきました。実が大きくなる時期に乾燥気味だったこともあり、実は例年より小振りですが、病害の発生も低く例年以上の豊作が期待されています。収穫が始まったばかりで正確な予想ではありませんが、昨年度比22%増の9万トンを超えると予想されています。
アメリカのチェリー主要生産州
薄いピンクがサワーチェリー(Tart Cherry)で、濃いボルドー色がスィートチェリーを表しています。サワーチェリーはアメリカ北中西部のミシガン州を中心とした地域で収穫されています。一方スィートチェリーはアメリカ西海岸が主要生産地になります。
アメリカンチェリー品種別生産量
2017年のアメリカ農務省(USDA)の統計によると、アメリカのチェリー生産量のおよそ8割がスィートチェリーで、2割がサワーチェリーとなっています。
ワシントン州だけでアメリカのチェリー生産量のほぼ半分を占め、オレゴン州と合わせた北西部(PNW = Pacific Northwest)で6割の生産量となります。
2018年のオレゴン・ワシントン州産のダークスィートチェリーは開花時期の雨、そして5月のつぼみが膨らむ時期に雨が少なく、収穫量や品質への懸念もありましたが、現在のところ品質については非常に良い状態です。