今年のメイン州でのワイルドブルーベリー生産量は減少する見込み
低温で風の強い春の気候と夏の乾燥により減産に
アメリカ北東部のメイン州はアメリカで唯一ワイルドブルーベリーが自生する州ですが、
- 今年の春が低温で風が強く、例年に比べて開花期のミツバチによる受粉が低調だったこと
- 夏の降水量が例年の半分程度で果実の生長に悪影響を及ぼしたこと
からメイン州での今年のワイルドブルーベリー生産量は減少すると見込まれております。
価格に与える影響
ワイルドブルーベリーの生産量は年々増えてきており、特にケベックでは数年前に比べると約2倍の生産量となる5万5千トンと増え続ける需要に対応できる生産量が確保できると見込まれています。
また、カルチベイトブルーベリーの生産量も増えてきており、今年は全世界トータルで68万トンに達すると見込まれています。
これらのことからメイン州の減産が今年の新クロップの価格に与える影響は軽微と考えております。